
45: 名無しさん@おーぷん 2015/10/28(水)15:04:00 ID:hiE
当時俺のいた部署には、A課長という人がいた。
この人はすごく仕事ができて、かつ性格は穏やか、でも締めるところはきちっと締める管理職の鑑のような人。
一度、部下がやらかした大失敗を自分の責任として背負い降格したが、人望も能力もあるので程無く再昇格したこともあるとか。
同じ部署に、B課長代理という人がいた。
こっちは、とにかくお調子乗りの気分屋というか、常識的にどうかということまでへらへら笑いながらやっちまうタイプ。
飲み会とかで下戸の部下に悪乗りしてしつこくアルハラかまし、そして悪びれないタイプと言えばイメージしやすいかな。
上司には媚びへつらう、部下には当たり散らす、業績が思わしくない部下はねちねちいじめる。
営業の数字は良好だがどうも法令違反スレスレなやり口もしていたようだ。
おかげで、個人としての営業成績は(見た目上は)優秀だが、チームを率いさせるとまったくダメで、しかも本人は「すべて部下が無能なせい」と言い張ってた。
そんな男だが、会社のお偉方には太鼓持ちよろしく機嫌を取ってたんで、若くして課長代理になってた。
あるとき、会社で大規模なプロジェクトが持ち上がり、優秀な社員がかき集められて新規の部署を立ち上げることとなった。
で、A課長とB課長代理もそちらに異動することになった。
皆、心からA課長との別れを惜しんでたが、B課長代理については「へー、そう」みたいな感じだった。
そして、異動直前の最後の日。
B課長代理は何を思ったか、「寄せ書きしてくれよ」と色紙を回してきた。これって本人が希望するものだっけと俺は首を傾げたもんだが。
どうも本人は「自分は明るくて仕事もできるムードメーカー」として皆に好かれていると思っていた節がある。
俺個人は、同じ部署とはいえ余りB課長代理と接点がなく、被害を受けることも(ほとんど)なかった。
さりとてその人柄とやり口はさんざん実見していたので「建前でも別れを惜しむようなことは書きたくないな」と同僚間に色紙が回されているのをぼんやり見てた。
この度は星の数ほどある情報サイトの中から、当ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
今後の執筆活動の励みになりますので、よろしければ「いいね!」をお願いいたします m(._.)m。
続きと関連記事を読むには「いいね!」を押してください。
「いいね!」を押すと下のオレンジのボタンが「続きを読む」に変わります。「いいね!」を押しているけど次に進めない場合は、上にある「いいね!」ボタンを押して「いいね!」を取り消し、再度「いいね!」を押してください。