おもしろスペシャル

「男は日本男児だからカラっとサッパリしていて、悪口や陰口なんかとは無縁」
と豪語している同僚がいる

でも飲みに行くと
「その点女は陰湿でネチネチしている」
「女は正反対に群れてばかり」
「女は女は」
とずっとこんな調子
ｵﾈｰﾁｬﾝのいるお店に行っても、ｵﾈｰﾁｬﾝにえぐいお触りしながら「女は」と説教する
当然ｵﾈｰﾁｬﾝはおれらのテーブルに長居してくれず
それがまた同僚の逆鱗にふれて「だから女は」になるの悪循環
職場の女たちも当然そいつには近づかない

あるとき上司が「きみ、いつも私語しておまけに悪口ばっかりだね。空気悪くなるからやめなさい」と注意した
そいつはキョトンとしていた
同僚「おれは悪口なんか生まれてこのかた言ったことないです」
上司「今言ってたじゃないか」
同僚「なにがですか」
上司「Ａさんたち（女子社員）の容姿や性格がどうとか」
同僚「ああ、あれは悪口じゃないです。正当な、客観的な“評価”です（ﾄﾞﾔｧ」
上司「そうか、じゃあきみの査定も客観的で正当なものにしとくよ」